Saturday, November 13, 2010

10,000 hour





先日久しぶりに本を買いました。本の題名はOutliers-The Story of Success by Malcom Gladwell. (日本語の題名は天才!成功する人々の法則)



この本を今読んでいますがびっくりするぐらい面白い。何かの目標を達成する/成功するための法則について色々と書いています。

やっぱりこういうアメリカの本は面白い。

もっともきになったのが10,000 hour (10,000時間)というチャプター。Gladwellによるとスペシャルで成功している人達の間では一つの共通点があるという。The Beatles,Bill Gates, BeethovenやTiger Woodsを始めプロアスリート達のなかでの共通点は練習量。彼によると10,000時間なにかを練習することによってその分野で成功できるという。The BeatlesやMozartも最初から凄かったのではなくこの10,000時間の壁を越えてから有名になったと言えるというのだ。

これを読んで自分は同意してしまった。多分パドリング界でトップのKarel Tresnak Jr., Kai Bartlett, Danny Chingらと他のトップパドラーの違いはここだと思いました。彼らはどう考えても10,000時間練習している。Karel Tresnak Jr. は10歳ぐらいの頃から毎日3回OC-1をひたすら漕ぎ続けていたらしい。だから18という若い年齢でMolokai Soloを制している。それでそこからMolokai Soloを8回優勝している。Kai Bartlettは20歳の時にパドリングを始めJr. と比べるとスタートが遅かったが32歳になってやっとMolokai Soloを初めて優勝している。

Danny Chingも彼らと同じでOC-1を漕ぎ始めて10年たった28歳という年齢でやっとMolokai Soloを今年制した。考えてみるとここ12年でMolokai Soloを優勝しているパドラーはJr, KaiとDannyの3人だけ。他に優勝したことあるパドラーはいない。彼らだけがこの時間の壁を越えていると言える。

ただパドリング界ではこの数字が10,000時間とは思えない。パドリングはビジネスやサッカー、音楽界と比べてもそうがうすいと言える。10,000時間と言ったら24年間毎週10時間以上漕いでやっと超えれる数字だ。

この本がいいたいのは部門によっては10,000時間とは限らないがどれだけ時間を費やすことが大切だと言うことだ。パドリング界に関してはこの数字は5,000時間かもしれない。

Gladwellの本でも説明している通り何かでBestになるにはこの時間の壁を越えなければいけない。多分ハワイにいる他のトップのパドラーはベストになるために必要な時間の壁を超えていないのだろう。

OC-6でも同じでタヒチのパドラー達は小さい頃からパドリングを始めShell Va'aやOPTのメンバーは全員この時間の壁を越えている。明らかにハワイのパドラー達よりも練習量が多い。だからいくらハワイのパドラーたちが頑張ってもタヒチのトップチームにはかなわないと思う。

このパドリング界で世界1になるために必要な練習時間を達成するのには毎年真剣にトレーニングを重ねても10年はかかるだろう。

各部門によってこの時間の壁という物は違うかもしれない。ITの世界では10,000時間ではなく20,000−30,000時間の努力が必要かもしれない。僕が思うにはパドリングに関しては5,000時間がこの壁だと思う。なにかの目標を目指していても達成するまでにあきらめる人達の方が達成する人達よりこの世には多いと思う。

10年以上かかるかもしれないが僕もこの時間の壁を超えれるように頑張りたいと思った。やっぱりやるからにはベストを目指したいし一杯苦戦してもあきらめないことが大切。この世の中簡単に手にはいる物なんてない。特にベストになるには人一倍の努力が必要だ。

何があっても目標に向かって一直線でがんばりたいと思いました。

Paddle With Aloha,
Kenny

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