Thursday, January 16, 2014

インターバルをやり続けても速くならない理由。



前回の投稿について「この時期にインターバルなどのトレーニングをやっても速くならない根拠は?」という質問をもらいました。

自分がわかる範囲で説明します。
オリンピックのスプリンターもトライアスロンの選手も一つのレースに向けて凄く細かく練習スケジュールをたてています。オリンピックの選手は4年計画。毎年10月にハワイで開催されるIronman Konaのためにトレーニングするトライアスリートは1年を通してそのレースの為にトレーニングします。

これは世界のトップのサーフスキー、アウトリガー、SUPの選手全員が同じです。この計画的トレーニングをピリオダイゼーションといいます。練習の種類を時期により上手くわけ一番大切なレースで結果を残すためのプロセスです。

僕の場合は5月のモロカイ、7月のモロカイの為に持久力(有酸素)そしてトップスピード(無酸素)を最大にすることです。 

持久力とテクニック(有酸素)は数週間やったからってそう簡単につくものではありません。経験や年数をかけ積み上げていくものです。短くても4-5ヶ月はかかります。そして少しの間漕がなくて積み上げてきた持久力はそう簡単に失いません。

 逆にトップスピード(無酸素)のスピードを最大にするためにはテクニックと体のベース(筋力)ができていてトレーニングメニューもしっかりしていれば6-8週間で急激に上げることができます。その反面、スピードワーク(インターバル)は6-8週間以上集中的にやるとスピードがそれ以上上がらなくなることがあります。そしてそのまま同じようにスピードワークを数か月続けるとトップスピードが落ち始めます。持久力とテクニック(有酸素)とは違い6-8週間後にパドルしなくなると一気に落ちます。

僕の場合、数週間漕がなくても持久力、テクニックはまったく落ちていないと感じますがMolokai Soloを終え、一週間のオフを明けスプリントしようとすると艇速が大体時速2kmほど落ちてしまいます。

なのでメニューを組む時はレースの

  • オフシーズンを通しレースの18週間前から少しづつスピードワークを増やしていく。
  • レース8週間前からスピードワークの量を増やし60%も引き続き量を増やす。
  • レース3週間前からスピードワークは続けるが間の休憩時間を倍にして60%を減らす
  • レースの週は60%をほとんどやらず軽くスピードワークだけ続ける。

という感じで組んでいます。もちろんレースまで毎週、そして毎日メニューに変化をかけてレースにピークを合わせれるようにしています。このメニューは全て海外の名コーチに任せています。

もっと深く説明して欲しい場合はいくらでもできるのでまたコメントや連絡ください!

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